中小企業診断士を独学で取るのにかかる費用ってどのくらい?

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中小企業診断士を独学で取るのにかかる費用ってどのくらい?

独学はコストが安いというのは本当か

中小企業診断士の資格取得に際しては、大きく市販の教材を書店などで購入して学習を進める独学派と、資格スクールなどの通信講座を利用する方に分かれます。

※中小企業診断士の資格を目指す方の多くは仕事をしながらの学習となるため、通学講座を利用するかたは比較的少ないようです。

そして、資格スクールの利用と比較した独学のメリットいいえば、言うまでもでもなく「費用が安い」ことでしょう。

しかし、その独学の最大にして唯一のメリットであるコストとは中小企業診断士資格の学習においては、実際のところどれくらいかかるのでしょうか。

中小企業診断士の独学に最低限必要な教材にかかる費用

診断士の学習を進めるにあたって必要な最低限の教材は、

  • 基本テキスト
  • 演習用の問題集
  • 過去問題集

となります。

ここでは大手資格スクールの中でも評価の高いTACが独学向けに販売している教材を中心に2017年時点の価格で検討してみます。

【1次試験対策】

  • スピードテキスト(TAC) 2700円×7科目=18900円
  • スピード問題集(TAC) 1728円×7科目=12096円
  • 1次試験過去問題集(TAC) 1620円×7科目=11340円

【2次試験対策】

  • 2次試験過去問題集(TAC) 3024円
  • 2次試験対策書籍(ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム)「ふぞろいな合格答案シリーズ」 2592円

合計 45360円

ちなみにこの中で2次試験対策書籍の「ふぞろいな合格答案シリーズ」は、実際に合格した方、不合格だった方の答案を掲載し分析した書籍で、独学であろうが資格スクールを利用しようが必須ともいえる2次試験のバイブル的存在なので、最低限の教材に含めました。

※例年発売と同時に売り切れになることもある人気の書籍なので予約推奨です。

実際にはこの他にも、スキマ時間を有効活用するためのポケット問題集や、財務会計用の計算問題集、診断士資格学習のノウハウ本など状況によって必要となるものも出てくると思いますので、おおよそ5万円程度が独学で必要となる費用といえるでしょう。

ちなみに同様に人気の国家資格である社会保険労務士であれば1万5千円~2万円程度、行政書士では1万円程度で最低限必要な教材は揃うので、試験科目の多い中小企業診断士の独学費用は相対的に高額となってしまいます。

そして、この5万円程度という費用は、大手の資格スクールの通信講座にかかる費用が20万円程度であることを考えれば安く感じるかもしれませんが、WEB学習中心の通信講座であれば5万円を切るものもあります。

※参考

独学と同程度の費用で受講できる通信講座

レボ「診断士ゼミナール」

STUDYing(スタディング)「通勤講座」

ほぼ同じ費用で必要な教材に加え、テキストとリンクした動画講義や、質問サポートなどもついてくるのあれば、独学を選択する理由はどこにもないように思うのは私だけでしょうか・・・?

それでも独学を選ぶあなたへのメッセ-ジ

ここまでみてきたように中小企業診断士に独学でチャレンジしようとしても、リーズナブルな価格の通信講座と比べるとコスト面での優位性はほぼないことが分かります。

「それでもどうしても独学!!」

という方でも、少なくとも2次試験だけは資格スクールの通信講座を利用することを強く強くおすすめします。

中小企業診断士の2次試験は合格基準が非公開の記述式試験なので、問題集などを解いてや自分の作成した答案が合格レベルなのかどうかを判断しようがないからです。

ここだけは通信講座の解答添削を使わなくては、竹槍でB29に立ち向かうに等しい勝ち目のない戦いを強いられますので、最後にお伝えしてこの記事を終わります。