診断士試験の得点を伸ばす方法は、勉強することだけではありません。
試験日に持っていく持ち物や、当日最大限のパフォーマンスを発揮するための工夫をすることも、難関の試験突破のためには欠かせない努力です。
ここでは、少しでも点数を稼ぐためにおすすめのアイテムや工夫を解説していきます。
最高のコンディションで試験を受けるためのアイテム
筆記用具
1次試験のマークシートは、シャープペンより鉛筆のほうがマークし易いため、おすすめです。
濃さはB以上のものを選びましょう。(管理人は鉛筆削り付のトンボのマークシート専用の鉛筆セットを使いました。)
2次試験は逆に長文を書くことになるので、シャープペンを使いましょう。
クルトガのような、書き続けても芯がまるまらないタイプがおすすめです。
消しゴムは新しいものの方が使いやすいので、試験日ごとに新品を2個ずつ用意しましょう。
また、管理人は2次試験の与件文にカラーマーカーを引いて、与件文と問題文との関連を整理する方法を取っていたためマーカーセットを持っていきました。
これも、通常のフタ付のマーカーではなく、ノック式のマーカーを使って少しでもマーカー引きの作業時間を短縮する工夫をしました。
電卓
1次試験は電卓持ち込み不可ですが、2次試験は電卓持ち込み可能です。
当たり前ですが、小さい手のひらサイズの電卓ではなく、(※実際にコンパクトな電卓を使っている人を見かけますが、受かる気がないとしか思えません。汗)本職の経理が使うような大きな電卓を用意し、普段から使い慣れておきましょう。
電卓も故障に備えて同じものを2台持っていきましょう。
栄養ドリンク
必ず飲むということでなくとも、眠気対策や集中力アップ用に栄養ドリンクはかなり有効です。
コンビニで売っているような、「なんちゃってドリンク」では効果を実感しにくいので、少なくもドラックストアなどで売っている本気度の高いものを使いましょう。
効き目は個人差もありますが、だいたい飲んでから4~5時間はシャッキリとした状態が維持できることが多いようです。
1次試験の場合は、初日午前中の経済学・経営政策と財務・会計が特に集中力を使うので、初日は朝一に飲んでもいいでしょう。
前日、しっかり眠れて午前中の状態が良ければ昼休みに飲んで午後の眠気に備えるのが定石です(1次試験2日目、2次試験も昼休みに飲むのがおすすめです。)
なお、効き目や効果の持続時間を確認するために、模擬試験などで同じ栄養ドリンクを飲みシュミレーションはしておきましょう。
上着
1次試験は8月の夏真っ盛りなので、会場の冷房の入り具合しだいでは1枚羽織ものがあると安心です。
8時間以上の長丁場になりますから、冷えによるストレスは極力避けましょう。
折り畳み傘
近年はゲリラ豪雨なども多いので、例え天気予報が100%晴れだとしても、折り畳み傘は携行しましょう。
昼食
過度な飲食は眠気や体調不良のもとなので、試験時間中に空腹を感じない程度の軽めの昼食を用意していきましょう。
万が一に備えて現地調達ではなく、事前に用意しておくことをおすすめします。
管理人の場合はどんな試験でも「カロリーメイトとペットボトルの水」で決まりです。
ティッシュ
会場の温度や環境などによってぱ急に鼻がたれるかもしれないので、ポケットティッシュも持参しましょう。
下痢止め・痛み止め
体調万全と思っても何が起こるか分かりません。常備薬以外にもお守りと思って下痢止め・痛み止めは持参しましょう。
工夫と気をつけるべき点
トイレは最優先
中小企業診断士の受験者は男性が多いため、試験会場では特に男性のトイレに行列ができがちです。
昼休みになったら、なにはともあれトイレにダッシュです。
耳栓は使用不可
診断士試験では耳栓の使用は禁止されています。
普段使っている方も、試験が近づいてきたら耳栓の使用はやめ、ある程度の物音があっても集中できるように慣れておきましょう。
こちらが集中したいときに限って、なぜか、落ち着きなくガサガサ音を立てる人がいたりするものです。
2次試験のメモ用紙
2次試験では解答文の下書きやメモつかうための用紙が渡されることはないので、表紙の裏などの余白を利用します。
そのさい問題冊子を破って使う方もいますが、真ん中に止めてあるホッチキスをシャープペンの先などで外して使った方がバラバラになり過ぎず、使いやすいのでおすすめです。
合格を勝ち取るための持ち物チェックリストの例
試験会場に出かける前には(前日夜と当日朝の2回!)、必ず自分で作った持ち物チェックリストで忘れ物がないか確認してから出発してください。
忘れ物ひとつで動揺して、合格を逃すことだってあります。
少しの手間を惜しんで後悔しないように、必ず実行です!
【1次試験】
受験表
シャープペン
シャープペンの芯
マークシート専用の鉛筆
鉛筆削り
新品の消しゴム2つ
腕時計か置き時計
写真付きの身分証明書
エアコン対策の上着
折り畳み傘
ティッシュ
昼食・飲み物
栄養ドリンク
下痢止め・痛み止めの薬
【2次試験】
受験表
シャープペン
シャープペンの芯
カラーマーカー(※いつも使っている場合)
新品の消しゴム2つ
いつも使っている大きい電卓2台
腕時計か置き時計
写真付きの身分証明書
折り畳み傘
ティッシュ
昼食・飲み物
栄養ドリンク
下痢止め・痛み止めの薬
まとめ
ここまで、当日少しでも得点を伸ばすための持ち物や工夫について見てきました。
合格するか否かは、試験会場で机の上に広がっている道具を見るだけで分かるとも言われています。
どうしても合格したいという強い意思があれば、持ち物ひとつにも徹底的にこだわるのはある意味、当然のことです。
この記事を参考に自分なりの最強装備で中小企業診断士試験を見事打ち負かしてくださいね!