管理人による超私的な中小企業診断士ストレート合格体験記

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管理人は平成23年度の中小企業診断士試験を、なんとかストレートで合格することができました。

その過程には、これから受験にチャレンジする方に役に立つことが多少はあると思いこの記事を書きました。

管理人による超私的な中小企業診断士ストレート合格体験記

初めての出会い的なもの

そもそも管理人が「中小企業診断士」という資格を初めて意識したのは、大学4年生の頃のことです。

当時、就職を意識し始めていた管理人は(※大学4年で初めて就職を意識し始めたというやる気のなさのかいもあり、無事その年は留年しました。)、何か就職に役立つ資格は無いかと調べていく中で「中小企業診断士」という資格を知りました。

いろいろ資格があるなかで中小企業診断士に目が行ったのは、当時ゼミで「中小企業診論」なるものを専攻していたからです。

専攻といってもそのゼミだけ卒論がないという理由で選んだ管理人は、特に中小企業に興味があるわけではありませんでした。

また、当時のバイト先の社員さんに「公認会計士ならわかるけど中小企業診断士なんて聞いたこともない。」と言われたり、資格スクールのパンフレットの「必要学習時間1500時間程度」という文字を眼にしていく中で気分も萎えきって、そのまま診断士への興味を失っていきました。

再びの出会い

それから時が経つこと十数年、管理人も会社員として中間管理職になり数年が過ぎたころ、諸々の状況に嫌気がさし、誰でも一度は体験する

「そうだ会社をやめよう!」

というモードに突入しました。

そのようなモードになるのは長年会社員をしていれば誰にでも訪れることだと思いますが、管理人の場合は「そうだ会社をやめよう!」は「そうだ資格を取って会社をやめて独立しよう!」に転換していきました。

ちなみに選んだ資格は「社会保険労務士」です。

そう「中小企業診断士」ではありません(笑)。

会社をやめたいという暗い情熱をバネに勉強にはげみ、社会保険労務士試験には平成22年に(超ぎりぎりで)無事合格することができました。

よし、独立や!と思ったのも束の間、実は社会保険労務士として開業するのには「2年以上の人事総務関連の実務経験」か「足かけ1年かかる研修」を受ける必要があるという事実に直面します。

当然なるべく早く開業したかったので、「足かけ1年かかる研修」を選択した自分ですが、思いもよらずぽっかりと1年間の時間ができた管理人は、この時間を利用して社会保険労務士として開業したときに役に立つ資格でも取っておくか、と考え思い出したのが「中小企業診断士」です。

大変お待たせ致しました(笑)。

中小企業診断士のことを調べてみた

このように結構無計画に受験を決意したため、中小企業診断士の試験のことはあまり良くわかっていませんでした。

そこでとりあえず、ネットで情報収集するとともに、過去問をゲットして一度眺めてみることにしました。

1週間ほどかけて1次試験の最新年度の過去問題を解いてみたところ以下の事実がわかりました。

経済学(ほぼ0点)
全く意味不明

財務会計(10点くらい取れる)
なんと電卓が使えない、しかも超文系の自分は筆算のやり方を忘れていた。
簿記の部分はまあ答えられる。

企業経営理論(40点くらい取れる)
常識だけで解答しても結構当たる

運営管理(30点くらい取れる)
店舗管理は結構楽勝で、生産管理は意味不明

経営法務(30点くらい取れる)
会社法などところどころわかる部分がある

経営情報システム(20点くらい取れる)
全く意味不明な部分もあれば、やたら簡単な問題もある

中小企業経営・中小企業政策(10点くらい取れる)
現時点では意味不明だが、暗記で対応できそう

過去問を解いてみて驚いたのは、全く勉強をスタートしていない状態でも、全体で700点満点中140点ほど点を取れたことです。

合格ラインは6割の420点ですから、総得点だけでいえば残りの280点分を勉強すればよいということになります。

これはかなり励みになりました。

なお、管理人の場合、社会保険労務士、簿記2級、販売士2級など、中小企業診断士の科目にでてくる範囲とかぶる資格をすでに持っていました。

関連資格を持っていなければ、財務会計・運営管理・経営法務あたりも0点に近かったかもしれません。

しかし、この学習開始前にとりあえず過去問を解いてみることは、その後の学習指針を立てるのに非常に役に立ちました。

各科目の合格までの距離感がなんとなく感じ取れましたし、自分の場合は特に経済学と財務会計に時間を取られることもはっきりしました。

関連資格を持っていない方の場合でも、企業経営理論の組織人事論などは、ある程度の社会人経験があれば常識レベルの問題も多いです。

同じく、企業経営理論のマーケティングなども中小企業診断士を受けるような方はそもそも興味がある場合も多く、一般書籍などからの知識で、基本の部分は理解しているケースも少なくないでしょう。

IT系のエンジニアの方などは経営情報システムは楽勝かもしれません。

金融機関にお勤めの方は、超重要科目の財務会計がお得意でしょうから、うらやましい限りです(笑)。

いずれにせよ、ご自身の職務経験やキャリアによって必ずどこかしら得意な科目が出てくるように思います。

その点ではとても社会人有利の資格なので、学生時代に血迷って受験しなくて良かったとあらためて思います(汗)。

なお、自分の場合は過去問を解いた後に最初にやったことは「大人のための筆算やり直しトレーニング」的な本を買うことでした・・・。

どうせならとストレート合格を狙ってみる

1次試験が意外といけそうと踏んだ自分は、あわよくば2次試験もストレートで合格したい思い、1次試験の学習と2次試験の学習を並行して行いました。

並行といっても、1次試験前にやった2次試験の勉強は、

「過去問の与件文・問題文と模範解答を読む」

ことだけです。

さすがに手を使って文章を書くトレーニングまでしてしまうと、1次試験が危ない状況だったので、主に通勤時間や1次試験勉強に飽きたときの気分転換がてらに行いました。

読むだけの勉強でしたが、それでも2次試験の試験スタイルを理解し、与件文の文章の長さや、出題される問題のパターンに慣れておくことができて、中々に効果的だったと思います。

1次試験は初日午前中が勝負!

当時、夜中の2時くらいに終わる職場で働いていた管理人は、1次試験の前日どうしても休みを取ることができなかったので、試験会場の近くにホテルを取り、仕事が終わった後にタクシーでそこまで向かい、なるべく睡眠時間を確保するようにしました。

翌朝は、朝からユンケルを飲んでフルチャージ状態で挑みます。

なぜならば、自分にとっては1次試験の最難関の経済学と財務会計が初日の午前中にあるからです。

問題が難しいだけでなく、時間もぎりぎりになる科目なので、集中力マックスで乗り切る必要があります。

ちなみに管理人はユンケルを飲むと、どんな状態からも4時間ほどは集中力全開になれる体質なので、(ただしその後、ガツンと眠くなる)昼休憩に仮眠することを計算してユンケルチャージし、なんとか経済学と財務会計をやっつけました。

模擬試験などの結果から、この2科目され取れればあとはなんとかなると思っていたので、1日目の午後2科目と2日目の3科目はゆったりとこなし、1次試験は終了しました。

すぐに頭を切り替えて2次試験

1次試験が終わった翌日からは、とりあえず合格を信じて2次試験の勉強スタートです。

過去問の読み込みをしていたおかげもあり、いかに実際に解答用紙に答えを書くかというトレーニングにすぐ入れたのは良かったです。

2次試験の勉強は1次試験のように暗記の要素がほとんど無く、手を動かす演習がメインなので、学習のストレス自体は1次試験よりも軽く感じました。

通信講座の添削の結果は、まあまあの点数をつけてもらっていましたが、やはり苦手の事例Ⅳ「財務会計」の点数が安定しないのが不安材料でした。

そして1次試験も無事合格し、あっというまに2カ月後の2次試験前日です。

幸い2次試験の前日は休みが取れたので、自宅で過ごしました。

前日ともなるとあまりやることもなく、そのせいか夜も中々寝つけずに、なぜか10時くらいにふとんに入ったあと、夜中の2時くらいまで、英単語の学習アプリをやり続けるという意味不明の行動をとっていた記憶があります(笑)

超ピリピリムードの試験会場

さすがに2次試験ともなると、受験生の気合いも1次とは全く違い超ピリピリムードです。

試験官の説明でも、少しでも曖昧なところがあると

「言ってる意味が分からないんですけど!」

とヤジが飛ぶありさまです。

そして、そんなヤジを聞いた自分は、「よし、もっとピリピリして集中力なくせ!」と思いました。

まあ競争試験ですからね!

そんな中始まった2次試験、事例Ⅰから事例Ⅲまでは例年同様のスタイルの問題が続き、手応えがあるようなないような、しかしまあ滞りなく進んでいきました。

そして、2次試験最大の山場の事例Ⅳの試験用紙が配られた時のことです。

会場の空気が一変しました。

2次試験の問題用紙は配られた段階では、当然ですが中身は見えません。

しかし、実はうっすらと解答欄の数や文字数は透けて見えています。

そして、そのうっすら見えている解答欄を見ただけで、例年よりはるかに解答欄の数が多いことがわかりました。

ちなみに自分が受験した平成23年以前の財務会計では、少ない問題数で1問あたりの配点が多いスタイルが10年以上続いており、当然今年もそのスタイルでくると、ほとんど誰もが思っていました。

そんな中、予想外の展開に過去問中心に勉強してきたであろう、ほとんどの受験生は動揺したのです。

管理人も最初は「まじかよ・・・!」と思いましたが、ここで冷静さを失ったら負けです。

良く考えれば、

出題パターンが変わった→過去問による対策のききめが薄まった
2カ月しか2次試験の勉強をしていない自分も、2次試験対策に集中してきた複数回受験生と同じ土俵で勝負できる!

と自分にいいきかせて、必死に集中力を取り戻しました。

とはいえそもそも苦手科目の財務会計なので、問題数が増えたことで計算する量も増え、まさに終了3秒前までかかってなんとか全ての解答欄を埋めました。

本当は5分前に一旦書き終えていたのですが、終了1分前に計算ミスを発見し、必死こいて書き直しをしたので、そうなりました。

ちなみにその書き直しをした問題は、書き直し前も書き直し後も結局どっちも間違っていました(笑)。

そうはいってもその時は超真剣で、計算機をたたく手がガタガタふるえるほどで、今までの人生であれほど緊張しながら集中したのは後にも先にもあの時だけです。

試験が全て終わったあとは、さすがに脱力状態で、頭をつかいすぎたのかその晩は熱が出ました。

各社ばらばらの「解答速報」

中小企業診断士2次試験はその試験形式の性質上、各資格スクールの解答速報が出るのが試験から数日後になります。

そして,順次出てくる解答速報の内容は、各社全くといっていいほど違う内容でした(事例Ⅳの財務会計を除く)。

さらに言えば、自分の解答も、どのスクールの解答予想とも似ていませんでした。

その状況をどうとらえたら良いのか悩みましたが、「誰も結果を予想できていないんだから、5分5分で受かる(もしくは落ちる)だろう。」と考えて、合格発表を待ち、結果的に合格することができました。

まとめ

合格できた理由はよくわからないのが本音ですが、やはり財務会計の出題傾向が突然変わったことが有利に働いたような気もします。

それと、資格試験の受験自体が何度目かだったこともあり、試験に臨む上での勉強そのもの以外のコツのようなものを身につけていたからだったように思います。

特に中小企業診断士試験の場合、それぞれ方の現状の知識量によって学習戦略の組み立てが個々人でかなり変わってくる試験なので、最初に過去問をやってみて、科目ごとに必要な学習量をつかんでおくことはすごく大事なことことだと思います。

今こうして思い返しても、よく受かったなというぐだぐだな部分もあるのも事実ですが、それも含めてみなさんのお役に立つような情報がひとつでもあればと思います。