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中小企業診断士試験制度の全体像

中小企業診断士試験について

中小企業診断士試験とは

中小企業診断士試験は、「中小企業支援法第12条」に基づいて経済産業省が実施する、中小企業診断士になるための国家試験です。

実際の試験の事務は、一般社団法人中小企業診断協会が経済産業大臣の指定機関となり、運営されています。

したがって、試験の公式情報や受験の申し込みは中小企業診断協会の公式サイトから行うことになります。

中小企業診断士試験の流れ

中小企業診断士試験は、1次試験(筆記試験2日間)と2次試験(筆記試験1日間・口述試験1日間)から成ります。

1次試験の7科目全てに合格すると2次試験に進むことができます。

1次試験の試験科目

1日目

経済学・経済政策(100点 ・60分)
財務・会計(100点 ・60分)
企業経営理論(100点 ・90分)
運営管理(100点 ・90分)

2日目

経営法務(100点 ・60分)
経営情報システム(100点 ・60分)
中小企業経営・中小企業政策(100点 ・90分)

なお、1次試験の合格は合格年度を含む2年間有効です。

また、1次試験は科目ごとの合格制を取っており、科目合格については合格年度を含む3年間有効となります。

2次試験の口述試験は、2次試験の筆記試験に合格した方のみが受験資格があります。

2次試験の試験科目

【筆記試験】

A: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I (100点 ・80分)
B: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II (100点 ・80分)
C: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III (100点 ・80分)
D: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV (100点 ・80分)

【口述試験】

※筆記試験科目問題より、ランダムに出題(※約10分 個人面接)

中小企業診断士登録までの流れ

中小企業診断士として国に登録するためには、試験合格後に、経営コンサルティングの実務経験が必要になります。

具体的には以下のいずれかを15日間以上行うことが必要です。

①専門機関による実務補修を受講する(実務補習)
②必要要件を満たした実務に従事する(実務従事)

ちなみに、ほとんどの合格者が①の実務補習を選択します。

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