おすすめの中小企業診断士通信講座を徹底比較

※【景品表示法に基づく表記】この記事にはアフィリエイト広告を含んでおります。
中小企業診断士通信講座選びに悩む女子

中小企業診断士の資格は唯一の経営コンサルタントの国家資格として、例年1万数千名の受験者がある大人気の資格です。

そして難関の国家資格ゆえに、独学での合格は難しく、多くの受験生が資格スクールの通信講座を利用しています。

とはいえ、人気の資格だけに中小企業診断士の講座の数も今ではかなりのもの。

というわけで、このサイトでは数ある講座を比較しながら、講座選びをナビゲートしていきます。

中小企業診断士の通信講座人気ランキング

当サイトからの申し込みが多い人気の高い通信講座のランキングです!

近年人気の、デジタル機器を中心とした学習スタイルの講座から、大手資格スクールの講座まで、どの講座も実績の確かな講座です。

実際に申しまれる際には、WEBサイトや資料請求などで、必ずご自分自身の眼で教材の内容をチェックして、納得のいく通信講座を選んで下さい!

1位 STUDYing(スタディング)

→STUDYing(スタディング)中小企業診断士通信講座公式サイト

中小企業診断士にチャレンジされる方の多くは、仕事が忙しく、まとまった勉強時間を取るとこがなかなか難しい状況にあるではないでしょうか。

スマホやタブレットなどのデジタルデバイスでの学習に特化することで、低価格を実現し若い世代を中心に人気です。

通勤時間などのスキマ時間を徹底的に有効活用することにフォーカスした通信講座STUDYing(スタディング)の中小企業診断士通信講座です。

なお、テキストはPDFデータでの提供となります。(紙のテキストは有料オプション)

→詳しくはこちら

STUDYing(スタディング)中小企業診断士通信講座概要

運営KIYOラーニング株式会社
代表的な講座中小企業診断士 1次2次合格コース
単科講座なし
教材オリジナルテキスト(PDF)/通信講座専用の録画講義
eラーニングスマホ・タブレット・パソコンで動画・講義資料が視聴・閲覧可能
サポート・その他勉強仲間機能
マイノート機能
教育訓練給付対象講座なし
公式サイトSTUDYing(スタディング)

2位 フォーサイト


→フォーサイトの中小企業診断士通信講座公式サイト

フォーサイトは2004年からさまざまな資格の通信講座を開講しており、資格通信講座の低価格化の先駆けとなった会社のひとつです。

フォーサイトのウリといえば、低価格でフルカラーの見やすいテキストに、通信講座専用の質の高い講義教材ついている点です。

参入当時は「通信講座業界の価格破壊」と大いに話題にもなりました。

大手の資格スクールとは違い、通信講座に特化すること校舎を構える必要もなく、またCMなども使わず、口コミ中心で評判が広まった通信講座ならではのコストパフォーマンスは保証済みといってもいいでしょう。

→詳しくはこちら

フォーサイト中小企業診断士通信講座概要

運営株式会社フォーサイト
代表的な講座バリューセット2
単科講座経済学・経済政策/財務・会計/企業経営理論/運営管理/経営法務/経営情報システム/中小企業経営・政策
教材オリジナルテキスト/通信講座専用の録画講義
eラーニング「ManaBun(マナブン)」
スマホ・タブレット・パソコンで動画・音声・講義資料が視聴・閲覧可能/問題演習/学習進捗管理/アプリあり
サポート・その他質問対応(※コースによって21回または25回まで)
教育訓練給付対象講座あり
公式サイトフォーサイト

3位 レボ「診断士ゼミナール」

→レボ「診断士ゼミナール」中小企業診断士通信講座公式サイト

レボの中小企業診断士通信講座「診断士ゼミナール」は、知名度こそないものの、10年以上に渡り中小企業診断士専門で通信講座を運営してきており、口コミで評判が広がった講座です。

講座の価格はリーズナブルながら、質問対応3年間の受講延長制度など充実の講座内容です。

広告をほとんど出さないことで、質の高い教材と講義を格安で提供しており、コストパフォーマンスのとても高い通信講座です。

→詳しくはこちら

レボ「診断士ゼミナール」中小企業診断士通信講座概要

運営株式会社レボ
代表的な講座1次2次試験プレミアフルコース
単科講座なし
教材オリジナルテキスト(PDF)/通信講座専用の録画講義
eラーニングスマホ・タブレット・パソコンで動画・音声・講義資料が視聴・閲覧可能
サポート・その他質問対応(回数無制限)
3年間受講無料延長
教育訓練給付対象講座なし
公式サイトレボ「診断士ゼミナール」

中小企業診断士通信講座ランキング4位~12位

4位 クレアール
  • リーズナブルな価格が魅力の本格講座
5位 資格の大原
  • 全国に多くの校舎を持つ大手校
6位 アガルートアカデミー
  • サポート体制が魅力のオンラインWeb通信講座
7位TAC
  • オンラインWeb対応が比較的充実した国内大手校
8位 LEC
  • 法律系資格に特に強い国内大手校
9位 ヒューマンアカデミー「たのまな」
  • 運営会社の知名度は高いが割高感あり
10位 日本マンパワー
  • 法人向けの資格講座を中心に運営
11位 KEC
  • 中小企業診断士専門の小規模スクール

中小企業診断士通信講座ランキング【番外】※2次試験のみ対応

  • TBC受験研究会~独立系の中小企業診断士が講師を務め2次試験対策専門スクールの中では最も有名
  • AAS~東京・関西・名古屋で通学講座も開講している2次試験対策専門スクール
  • MMC~東京で通学講座も開講している2次試験対策専門スクール

なお、ランキング6位以降を含めた全通信講座の概要は以下の記事にてご紹介しています。

ここでは、当サイトからのお申し込みや資料請求が多い講座をランキング形式でご紹介します。 あくまでも人気ランキングであり、各講...

中小企業診断士通信講座の費用・料金

中小企業診断士通信講座の価格を比較する女子

各講座の費用・料金は以下の記事にまとめました。

なお通信講座や予備校の料金は申込時期によって変わるため、最新の情報は公式サイトにてご確認お願い致します。

この記事は、2025年度試験向けの中小企業診断士通信講座の費用や受講料などの一覧比較になります。 記事内では、各資格スクール...

中小企業診断士通信講座を比較する

数ある通信講座の中から自分に合ったものを選ぶためには、特によく確認するべきポイントがいくつかあります。

ここからは、講座を比較する際に重要なポイントを、人気の講座の比較解説を交えてお伝えしていきます。

教材の比較

通信講座におけるメイン教材とは、すなわち「テキスト」「動画講義」です。

この時に大切なのが、テキストだけ、動画講義だけで教材の善し悪しを判断しないことです。

なぜならば、テキストと講義の相乗効果で理解を進めていくという通信講座の性質上、実際にテキストを随時参照しながら動画講義を視聴してこそ真の教材の質がわかるからです。

多くの通信講座では、サンプルテキストやサンプル講義を提供していますので、できるだけ実際に学習するときと同じ状況で教材との相性をジャッジすべきです。

独学と比較して圧倒的に効率的な学習ができる肝はまさにここにありますので、手を抜かずに自分の目と手を使ってチェックしてください。

※動画講義の時間は代表的な1次・2次コースのものです。

講座名テキスト動画講義
STUDYing(スタディング)オリジナルテキスト
(フルカラーPDF)
※紙のテキストは有料オプション
通信講座専用の録画講義
(WEB)
【中小企業診断士 1次2次合格コース】
講義時間 約130時間
フォーサイトオリジナルテキスト
(フルカラー)
通信講座専用の録画講義
(WEB)
【バリューセット2】
講義時間 不明
レボ「診断士ゼミナール」オリジナルテキスト
(フルカラーPDF)
※紙のテキストは有料オプション
通信講座専用の録画講義
(WEB・DVD※オプション)
【1次2次試験プレミアフルコース】
講義時間 約260時間

テキストの比較

STUDYing(スタディング)と診断士ゼミナールでは、印刷された紙のテキストは有料オプションとなります。

テキストにマーカーを引いたり書き込みをしたりしていきながら使っていく方も多いでしょうから、そのような場合はオプション料を含めて価格比較する必要があります。

テキストは、その内容もさることながら、テキスト自体の大きさや文字のフォントなどもしっくりくるかが結構大切なので、資料請求や公式サイトでテキストサンプルを確認しておきましょう。

動画講義の比較

通信講座の学習効率が独学よりも優れている大きな理由はテキストとリンクした講義動画があるからといって良いでしょう。

テキストオンリーの目からのインプットに比べれば、動画と音声を駆使したインプットの優位性は明らかです。

通信講座の最大のメリットともいえる講義教材ですが、確認したいポイントは通信講座専用のスタジオで収録された高品質なものかどうかです。

専用動画に比べると、教室講義の録画のクオリティはかなり落ちます。

ここで比較している各講座はそもそもオンライン専門の通信講座なのでその点は安心です。

動画講義では、講師との相性はかなり重要です。

中小企業診断士の通信講座では一般的に100時間~200時間の講義を受講することになるので、聴きやすいと感じるかどうかで勉強の効率はかなり変わります。

オンラインWeb通信講座の比較

スタディングについては、そもそもオンライン上のeラーニングのみで学習が完結できるように設計されているため、インプット学習からアウトプットまで、全ての学習をひとつのシステム上で学習を進めることができます。

フォーサイトでは、WEBテストに加えテキスト閲覧、単語帳、スケジュール管理などをオールインワンのシステムで提供しています。

アプリでも使えるのでスマホ学習もばっちりです。

診断士ゼミナールは基本的に講義視聴のみの対応です。

講座名eラーニングの内容
STUDYing(スタディング)・講義視聴
・テキスト閲覧(PDF)
・問題集
・スケジュール管理
・暗記ツール
・横断学習機能
・模擬試験
フォーサイトeラーニングシステム「ManaBun(マナブン)」
・講義視聴
・テキスト閲覧(PDF)
・WEBテスト
・スケジュール管理
・質問メール
・アプリあり
レボ「診断士ゼミナール」・講義視聴
・テキスト閲覧(PDF)

通信講座が中小企業診断士試験チャレンジの王道とも言える状況となったのは、なんといってもWEB学習システムの充実によるところが大きいでしょう。

したがってeラーニングシステムの内容はかなりの重要比較項目です。

サポート体制の比較

サポート体制には質問への対応、自習室の有無、教室講義オプションなどが含まれます。

当然、通信講座専門のスクールには自習室等はありませんが、その分価格も安くなっています。

また、質問への対応については回数制限や質問の方法などで各社かなりの違いが見られます。

自分の必要なものはなにかを見極めて取捨選択すべき部分です。

講座名サポート体制
STUDYing(スタディング)質問対応はチケット制のオプション
フォーサイト質問対応(※コースによって21回または25回まで)
レボ「診断士ゼミナール」質問対応(無制限)

ご覧のようにSTUDYing(スタディング)だけは質問対応が別料金オプション扱いです。

似たようなWEB中心の学習スタイルの診断士ゼミナールは逆に無制限の質問対応付なので、このあたりも判断基準のひとつになるでしょう。

実はサポート体制は人件費に直接かかわるため、講座価格にかなりの影響がある項目です。

そう考えると診断士ゼミナールの質問対応はものすごいコスパであることが分かります。

費用・料金の比較

最初の3つのポイントを踏まえたうえで、最後は納得いく価格かどうかです。

中小企業診断士通信講座の価格に悩む女子

実際問題、ひとことで通信講座といっても、5万円を切るものから、30万円オーバーのものまで相当の価格差があります。

高価格帯のスクールは、メディアへの広告宣伝費や校舎の賃料も転嫁されてしまいますので、割高感があることも確かです。

ある面では、安心感にどこまでお金を払うのかというところかもしれません。

もちろん、自習室を使いたい、たまには教室講義も聴きたいなどの場合は高価格帯一択となるでしょう。

そのことを踏まえ、まずは主な講座の代表的な講座の価格帯をご覧ください。

主な中小企業診断士通信講座の主要価格帯

また、代表的な1次・2次コースの価格はこのようなります。

ちなみに一般価格というのは、いわば定価のことです。

講座名代表的な講座一般価格
STUDYing(スタディング)1次2次合格コース スタンダード59,400円
フォーサイト中小企業診断士 スピード合格講座 バリューセット277,800円
レボ「診断士ゼミナール」1次2次試験プレミアフルコース59,780円
クレアール1次2次ストレート合格パーフェクトコース250,000円
資格の大原パススル中小企業診断士(1次・2次)74,800円
アガルートアカデミー1次試験・2次試験対策フルパック(添削あり)173,800円
TAC1・2次ストレート本科生315,000円
LEC1次2次プレミアム1年合格コース264,000円

そして各通信講座とも、「早割」や「再受講割引」、「他資格保有者割引」などさまざまな割引制度があるので、その割引制度を踏まえてまずは公式サイトで現在の価格を確認しましょう。

通信講座の場合、一般価格と呼ばれる定価で購入することはほとんどありません。

試験時期と販売時期の関係で価格が変動する、いわば「時価」のようなところがあり中々分かりづらいのが困りものです。

管理人としては、多少の価格差よりもなるべく早く勉強をスタートさせることを優先して「思い立ったが吉日」と割り切ることが必要だと考えます。

通信講座の費用・料金が時期によって変わる理由

試験が年に1回であることが多い国家資格の場合、来年以降用の講座の販売は今年の試験日の少し前であることが多いです。

今年の試験日が過ぎると来年の試験までの残り時間の減少と伴に需要(=売上)が減り始め、価格もそれに応じて下がっていきます。

当然ながら試験勉強に必要な時間が確保できなくなる試験の数カ月前になると、需要はゼロとなり販売終了となります。

このようなサイクルがあるため通信講座の価格は時期によって変わるというわけです。

真の費用を知るためにさらに確認すべきこと

ちなみに「真の費用」を知るためにはこれらの割引後の価格の比較だけでも不十分です。

最終的にどれだけの費用がかかるのかを知るためには、以下の3大隠れコスパポイント(?)を確認することが必要なのです。

  • 延長受講制度
  • 合格お祝い金
  • 教育訓練給付

かなりの重要比較ポイント「延長受講制度」

年に1回しかチャンスが無い中小企業診断士の試験では、一発合格するか複数年受験になるかで最終的なコストは当然大きく変わってきます。

このときに大事なのが、延長受講制度です。

もちろん一発で受かるに越したことはありませんが、やはり延長受講制度の有無で、費用面での安心感がかなり変わってきます。

診断士ゼミナールでは、追加料金無しで3年間まで最新の教材で受講が可能です。

STUDYing(スタディング)では更新版という形で、以前の購入者向けに3分の1程度の価格で最新バージョンを提供しています。

合格お祝い金も要比較

合格お祝い金とは、文字通りその通信講座を利用して合格(2次試験)を勝ち取った方に送られるお祝い金のことです。

対象のコースに申し込み、合格証プラス合格体験記の提出でお祝い金がもらえるというパターンが多くなっています。

ちなみに合格体験記などは基本的にその通信講座のサイトなどで公表されます。

なお、アガルートアカデミーについては、合格者インタビュー出演というハードルはあるものの、合格お祝い金3万円に加え受講料全額返金という中々とんでもない特典もあります。

使える人は必ず使おう、教育訓練給付金

最後に使える方は限られますが、雇用保険の教育訓練給付金も受講費用を抑えるための有力な方法です。

教育訓練給付金とは、受講開始日(教材発送日)に、雇用保険の一般被保険者であった期間が、通算3年以上(ただし、初回の利用に限り1年以上)ある方が対象となり、最大で実際に支払った学費の20%(ただし、10万円が限度)が支給される制度です。

また、各通信講座とも教育訓練給付は使えるコースは限られているため、要確認です。

中小企業診断士通信講座を比較する~まとめ

以上、中小企業診断士の通信講座を比較する際に確認すべきポイントを見てきました。

どうしても価格には目がいくかと思いますが、資格試験は合格してなんぼです。

その意味では当然、教材や講師との相性が一番大事なのはいうまでもありません。

しつこいようですが、自分の目と手を使って確認したときに「これならいけそう!」という感覚を持てるかどうかが肝ですから、その点のチェックはお忘れなく!

それでは、このサイトを参考にして無事に中小企業診断士となられることを心よりお祈り申し上げます!!

中小企業診断士試験とは

【動画】中小企業診断士試験ってどんな試験?

【資格解説】中小企業診断士試験ってどんな試験?~春日部つむぎ解説

試験概要

中小企業診断士試験は、「中小企業支援法第12条」に基づいて経済産業省が実施する、中小企業診断士になるための国家試験です。

試験の運営は、一般社団法人中小企業診断協会が経済産業大臣の指定機関となり行っています。

試験の公式情報の入手や受験の申し込みはこの中小企業診断協会のサイトから行うことになります。

→中小企業診断協会公式サイト

中小企業診断士試験の流れ

中小企業診断士試験は、1次試験(筆記試験2日間)と2次試験(筆記試験1日間・口述試験1日間)から成ります。

1次試験の7科目全てに合格すると2次試験に進むことができます。

中小企業診断士試験の科目合格制について

1次試験は科目ごとの合格制を取っており、科目合格については合格年度を含む3年間有効となります。

また、1次試験の合格は合格年度を含む2年間有効です。

したがって1次試験に合格した年度と翌年度の2回、2次試験の挑戦権が得られます。

2次試験はまず筆記試験があり、これに合格すると口述試験(面接)に進みます。

2次口述試験に合格すると晴れて中小企業診断士試験合格となります。

1次試験概要

受験資格 なし
受験手数料 14,500円
試験形式 マークシート方式による択一式試験
試験の申込み期間 例年5月上旬から5月末
試験地 毎年1回、8月の第1土曜日・日曜日の2日間
試験科目・配点・試験時間 1日目
経済学・経済政策(100点・60分)
財務・会計(100点・60分)
企業経営理論(100点・90分)
運営管理(100点・90分)
2日目
経営法務(100点・60分)
経営情報システム(100点・60分)
中小企業経営・中小企業政策(100点・90分)
合格基準 総点数の 60% 以上であって、かつ 1科目でも満点の 40% 未満のないこと
科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率
合格発表日 例年9月上旬

2次試験概要

受験資格 1次試験合格者
受験手数料 17,800円
試験形式 【筆記試験】記述式試験
【口述試験】面接式試験
試験の申込み期間 例年8月下旬から9月中旬
試験地 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
試験日 【筆記試験】10月下旬の日曜日
【口述試験】12月中旬の日曜日
試験科目・配点・試験時間 【筆記試験】
A: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I (100点 ・80分)
B: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II (100点 ・80分)
C: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III (100点 ・80分)
D: 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV (100点 ・80分)
【口述試験】
※筆記試験科目問題より、ランダムに出題(※約10分 個人面接)
合格発表 【筆記試験】例年12月上旬
【口述試験】例年 翌年の1月上旬
合格基準 筆記試験における総点数の 60% 以上でかつ 1科目でも 40% 未満のものがない者であって、口述試験における評定が 60% 以上のもの。

2024年(令和6年)度の中小企業診断士試験のスケジュール(予定)

1次試験

  • 試験案内配布・申込受付期間 令和6年4月25日(木)~5月29日(水)
  • 試験日 令和6年8月3日(土)・4日(日)
  • 合格発表日 令和6年9月3日(火)

2次試験

  • 試験案内配布・申込受付期間 令和6年8月23日(金)~9月17日(火)
  • 筆記試験日 令和6年10月27日(日)
  • 筆記試験結果発表 令和7年1月15日(水)
  • 口述試験日 令和7年1月26日(日)
  • 合格発表日 令和7年2月5日(水)

中小企業診断士試験の難易度・合格率・勉強時間

中小企業診断士の難易度を調べる女性

中小企業診断士試験は例年1次試験の合格率が20~30%程度、2次試験が18~20%程度で推移しています。

仮に1次、2次ともに20%の合格率の場合、単純計算でのストレート合格率は20%×20%で4%ということになります。

また、合格までに必要な勉強時間は約1000時間といわれますが、この点については個人差が相当あります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

直近10年の中小企業診断士試験の合格率の推移 中小企業診断士の合格率は、1次試験、2次試験ともに20%前後で推移して...
中小企業診断士の合格に必要な勉強時間は、一般的に約1500時間前後と言われています。 では、この時間数は他のビジネス系や法律...

中小企業診断士試験で独学は可能か

結論から言えば中小企業診断士試験に独学(※ここでは通信講座などを使わずに市販のテキストなどのみで勉強すること)は可能です。

しかし、間違いなく通信講座を利用した場合に比べて合格までの道のり=時間は長くなります。

この点については以下の記事にまとめたのでご覧ください。

中小企業診断士の独学と通信講座の比較

中小企業診断士の試験にチャレンジするにあたって、独学を選ぶのか通信講座を選ぶのかという問題は、管理人的にはすでに明白な答えが出ているようにも思いますが、念のためここで一旦比較しておきましょう。

教材独学万人向けに網羅的な分厚いテキストになりがち
動画講義がないのでインプット学習の効率が悪い
通信講座テキストと動画講義がリンクしており、インプット学習の効率が高い
学習環境 独学・学習中に分からない点があっても、自力で調べる必要があり、時間効率が悪い上に正確性にも不安が残る
通信講座・各通信講座ともインターネットでのEラーニングや講義配信に力を入れており、いつでもどこでも本格的な学習が可能
・質問サポートを行っている講座であれば、学習中の疑問点もすぐ解消できる

費用

 独学約5万円程度
通信講座5万円以下~30万円以上までさまざま。自分に学習スタイルに合わせて選択可能

はい、このように独学を選ぶメリットは今ではほぼ、というか全くないのが現状です。

それというも、ネット環境の充実や、スマホの普及で格安のオンライン専門通信講座が複数存在し、独学とさほど変わりない程度まで価格が下がってきていることがやはり大きい要因でしょう。

かって独学の唯一のメリットであった「コスパ」(といっても表面的な価格で見た場合のコスパ)すら消滅している現在、独学をおすすめできるのは、自分の能力や知識に絶大な自信があり、時間を持て余している方のみというところでしょうか・・・。

中小企業診断士試験で通信講座がおすすめな理由

管理人自身も、会社員時代に通信講座を使い、診断士試験に合格することができました。

ちなみにそれまで管理人は、宅建、行政書士、社会保険保険労務士等の資格を完全独学で取得してきた超独学派の人間でした。

しかし、こと中小企業診断士に限っては

は?1次試験のマークシート対策と2次試験の記述対策ではやるべきことが全くといっていいほど違うのに、1次試験と2次試験の間がたった2カ月間しかないんかい‼

という恐るべき試験制度を知り、初めて(しぶしぶ)資格スクールの通信講座を利用することにしました。

結果的にその時の感想は

「やっぱりプロってすごい・・・!」

でした。

合格するためのノウハウがつまった映像講義があるだけで、こんなに資格の勉強が楽になるとは、はっきり言って目から鱗でした。

少なくとも普通に仕事をしながら、中小企業診断士に短期間で合格するには通信講座を使わなくては、「ほぼ無理」と今では断言できます。

中小企業診断士の勉強法

中小企業診断士試験に短期合格するには、やみくもに勉強をするよりもしっかりと合格までのロードマップを具体化して、効率的に勉強をしていく必要があります。

サイト内の記事では、中小企業診断士試験に約9カ月ほどの勉強期間で一発合格することができた管理人がさまざまなポイントから勉強法のコツをまとめています。

なお管理人は中小企業診断士以前に社労士や行政書士・簿記など中小企業診断士試験と勉強範囲が重なる資格をすでに持っていために短期合格できました。ゼロから勉強を始めるかたは最低でも1年間の勉強期間を取ることをおすすめします。

中小企業診断士1次試験の勉強法

中小企業診断診断士試験の試験科目は1次試験で7科目ですが、2次試験との関係や、難易度などによって各科目の重要度や、学習にかけるべき時間はか...
7月に入ると、いよいよ中小企業診断士の1次試験までもう1カ月。 残された最後の1カ月にやるべきこと、それは 人によって...
いよいよ試験1週間前ともなれば、目前にせまる試験のプレッシャーも高まり、焦りもピークに達している頃かもしれません。 ただし、...

中小企業診断士2次試験の勉強法

2次試験対策が難しい理由 中小企業診断士の2次試験は試験対策が難しい試験であるといわれています。 その理由は、2次試験...
中小企業診断士の最大の山場である2次筆記試験。 試験に対する基本な準備という意味では、1次試験を突破したみなさんですから、細...

中小企業診断士試験合格後のはなし

中小企業診断士の監督官庁
 

中小企業診断士として国に登録するためには、試験合格後に、経営コンサルティングの実務経験が必要になります。

具体的には以下のいずれかを15日間以上行うことが必要です。

①専門機関による実務補修を受講する(実務補習)
②必要要件を満たした実務に従事する(実務従事)

ちなみに、ほとんどの合格者が①の実務補習を選択します。

管理人の実務補習体験記はこちらからどうぞ↓

試験合格後に待つ「実務補習」とは 厳しい試験に勝ち抜き、中小企業診断士試験に合格しても、国(経済産業省)に「中小企業診断士」...

中小企業診断士とは

中小企業診断士とは、「中小企業支援法」に基づいて定められた国家資格で、同法によれば、その業務は「経営の診断及び経営に関する助言」とされています。

一般的には経営コンサルタントに関わる資格として認識されています。

また、経営コンサルに関わる国家資格は中小企業診断士しかありません。

なお、例えば税理士や司法書士のように、その資格を持っていないと法律上業務として行うことができない「独占業務」が存在するわけではなく、あくまでも一定以上の経営のアドバイスについての能力を担保する「名称独占資格」です。

中小企業診断士の仕事

中小企業診断士は「経営コンサルタントの国家資格」といっても、経営コンサルタント自体は資格が無くともできる仕事です。

実際、2次試験合格者のうち、経営コンサルタントの自営業と勤務を合わせても3%に満たない人数です。

圧倒的に多いのが民間企業勤務で、政府系の金融機関、政府系以外の金融機関が続きます。

中小企業診断士は融資先の経営を支援したり経営状態を審査する銀行勤務の方や、上場企業の経営分析をする証券会社勤務の方に特に需要が高い資格であることが伺えます。

中小企業診断士の資格を取るメリット

中小企業診断士の資格には、その専門分野である経営コンサルティング業で独立開業を目指す場合に、対外的に自分のスキルを証明できるというメリットがあります。

また、企業に勤務する場合でも、企業の経営資源である、ヒト・モノ・カネ・情報を横断的に見ることができる知識を身につけることによって、キャリアアップや転職に活かしていくことができます。

また、多くの国家資格はその特定分野の専門性を活かし、それに関連する独占業務を行うことを目的としているのに対し、中小企業診断士にはそのような専門家的視点のみではフォローしきれない部分を補い、特定分野の専門家や、行政機関と企業を結びつける役割が期待されています。

それ以外にも、診断士の学習の過程で得られる知識のみならず、特に2次試験の勉強においては、論理的思考力(ロジカルシンキング)の訓練を重ねることになりますので、プレゼンテーションや交渉など、ビジネスのあらゆる場面で役に立つスキルを向上させることができます。

総じて、はっきりと眼に見えるメリットが分かりにくい部分がある一方で、ビジネススキルの総合力を向上させるという目的においては、間違いなく最適の資格といえるでしょう。