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中小企業診断士の合格率と難易度

中小企業診断士試験について

中小企業診断士の合格率は、1次試験、2次試験ともに20%前後で推移しています。

単純に1次試験合格率×2次試験合格率をストレートで合格した場合の合格率と想定した場合20%×20%=4%となります。

なお、中小企業診断士試験は、1次試験の合格が翌年度まで有効となるので、実際には2次試験合格者の中には、その年の1次試験を受けずに、2次試験対策に専念して受験した方も含まれます。

よって、ストレートで1発で合格している方の割合は4%よりもさらに少ない数字となります。

直近10年の中小企業診断士試験の合格率の推移

1次試験合格率の推移
試験年度受験者数(人)合格者数(人)合格率
平成27年13186342626.0%
平成28年13605240417.7%
平成29年14343310621.7%
平成30年13773323623.5%
令和元年14691444430.2%
令和2年11785500542.5%
令和3年16057583936.4%
令和4年20212501928.9%
令和5年21875556029.6%
令和6年18,209人5,007人27.5%
2次試験合格率の推移
試験年度受験者数(人)合格者数(人)合格率
平成26年48851185 24.3%
平成27年494194419.1%
平成28年441384219.2%
平成29年427982819.4%
平成30年482990518.8%
令和元年5966109118.3%
令和2年6388117418.4%
令和3年8757160018.3%
令和4年8712162518.7%
令和5年8,2411,55518.9%

合格率だけでは分からない中小企業診断士の難しさ

中小企業診断士が難関の資格であることは、合格率からも明らかですが、その理由のひとつが、2次試験の筆記試験の試験方式です。

1次試験は、マークシートの択一式であり、基本的には知識と計算能力があれば合格できるのに対し、2次筆記試験はオール記述式でなおかつ採点基準が公開されない試験となっています。

また、2次の問題内容も、知識量だけでは全く太刀打ちできない、論理的思考力や、文章作成能力を問われるものであり、1次試験とは完全に違ったトレーニングを必要とします。

スケジュール的にも、8月上旬の1次試験から、10月下旬の2次筆記試験まで、わずか2カ月程度しかありません。

1次試験の合格発表は9月上旬なので、ストレート受験であれば、2カ月のうちの1カ月は合否の分からないモチベーションの維持が難しい状態での2次筆記試験対策を強いられることになります。

このように、ストレート合格には数々の難関が立ちはだかりますが、実際には毎年一定数の一発合格者がいるのも事実です。

勉強時間は人によってかなり違う

中小企業診断士の合格に必要な時間は、一般的に1500時間程度といわれていますが、これはあくまでも目安程度に考えておきましょう。

理由としては

① 1次試験については、薄く広くの内容なので、受験者の知識や経験によっては大幅に勉強時間が短縮できることもある。(※財務会計や法律関係の知識がある方は有利)

② 2次試験は思考力が問われるので、学習の方法を誤ると何年勉強しても合格できない。

という中小企業診断士特有の事情があるからです。

いずれにせよ短期合格するには、戦略的で効率的な学習方法を取ることが必須の条件といってもいいので、やはり独学では難しく、少なくとも2次試験対策については資格スクールの通信講座を利用することや強くおすすめします。

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